材料研究における高分解能イメージングやナノスケール試料作製に使用されるZEISS Crossbeam FIB-SEM顕微鏡のAI生成画像。
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ZEISS Crossbeam

高度な研究・産業ラボの要求に応える、高分解能SEMイメージングとハイスループットFIB試料作製を行います。

最新のFIB-SEMワークフローには、単なる高分解能だけでなく、信頼性の高い結果、最小限の試料ダメージ、再現性の高い大規模な試料作製が求められます。ZEISS Crossbeamファミリーは、こうした要求に応えるために専用設計されています。ZEISS Gemini電子光学系、ZEISS Ion-sculptor FIBカラムの高度な性能、そして統合ソフトウェアワークフローを組み合わせることで、Crossbeamシステムは初回の切削から最終解析まで、一貫して信頼性の高い結果を提供します。一部のFIB-SEMワークフローでは、処理速度を優先すると精度や柔軟性が犠牲になる場合があります。Crossbeamシステムは、探索的研究から大量処理を伴う製造レベルのTEM試料作製までを支える包括的なワークフローを提供します。

なぜCrossbeamか

妥協ではなく、確信のために設計

Crossbeamシステムは、試料作製および解析のあらゆる段階において不確実性を低減するよう設計されています。その結果、より迅速な意思決定、失敗試料の削減、そしてすべてのデータセットに対する高い信頼性を実現します。

  • 薄片化およびポリッシュ工程において真の構造を保持

    低ダメージFIBプロセスにより実現

  • 表面および界面の微細な構造を損傷やボケなしに可視化

    低加速電圧SEMイメージングにより実現

  • 信頼性の高い正確なエンドポイント制御を実現

    ミリング中のライブSEMモニタリング

  • ユーザーや拠点を超えた再現性を確保

    レシピベースのワークフローと自動化によって実現

Multiple ZEISS Crossbeam FIB-SEM microscopes representing the scalable Crossbeam platform.

1つのプラットフォーム。無限の展開。

すべてのCrossbeamシステムは、共通のソフトウェア基盤、ワークフローロジック、モジュール型ハードウェアを採用しています。ラボは現在のニーズからスタートし、将来に向けて安心してスケール可能です。手動による探索から完全自動化まで、Crossbeamは精度・スピード・信頼性を犠牲にすることなく、FIB-SEM解析のライフサイクル全体をサポートします。

Crossbeam FIB-SEM workflow showing focused ion beam milling and SEM imaging for nanoscale materials research.

材料科学向けFIB-SEMワークフロー

Crossbeamは、金属、セラミックス、ポリマー、電池材料、複合材料などを対象に、 部位特定断面加工、3Dトモグラフィー、ナノファブリケーション、ナノスケール特性評価を可能にします。低加速電圧イメージングにより微細な表面構造を可視化し、精密なFIBミリングによって損傷を抑えた試料作製を実現。TEMラメラを含む2D/3Dの微細・ナノ構造解析において、高い再現性を提供します。

Crossbeam FIB-SEM imaging workflow for semiconductor failure analysis and device cross-section characterization.

半導体解析向けFIB-SEMワークフロー

不良解析、歩留まりエンジニアリング、先端ノードR&D向けに設計されたCrossbeamは、埋設デバイス層への迅速なアクセス、正確な欠陥位置特定、再現性の高いラメラ作製をサポートします。ライブSEMモニタリングと自動化ワークフローにより、信頼性・スループット・一貫性を向上させます。

Crossbeam FIB-SEM platform used for high-confidence 3D biological imaging and structural analysis.

ライフサイエンス向け・高信頼性の生体3D解析

Crossbeamは、細胞から組織レベルに至るまで、生体試料のターゲット化された試料作製および3D再構築をサポートします。制御されたミリングと低加速電圧イメージングにより微細構造を保持しつつ、シリアルセクショニングやトモグラフィといった複雑なワークフローでも、自動化によって高い再現性を実現します。

お客様の感想

3D電子顕微鏡法によって、すべての要素がどのように組み合わさっているのか、またそのパズルが細胞タイプや環境の違いによってどのように変化するのかを理解できるようになりました。その結果、筋細胞がどのように構築され、どのように機能しているのか、そして機能不全が生じた際にどのように修復できる可能性があるのかについて、より深い理解が得られています。

Brian Glancy博士 Earl Stadtman Investigator, Muscle Energetics Laboratory, National Heart, Lung, and Blood Institute at the National Institutes of Health, USA

アクセサリ

ZEISS Crossbeam FIB-SEM顕微鏡用アクセサリーおよび試料作製ツール。
ZEISS Crossbeam FIB-SEM顕微鏡用アクセサリーおよび試料作製ツール。

ワークフローに合わせたCrossbeamの構成

モジュール式のハードウェア拡張により、Crossbeamは試料、用途、スループット要件に柔軟に対応します。システム性能と運用信頼性を維持したまま、ニーズの変化に応じて機能を拡張できます。

サービス・サポート

研究、開発から量産までを支える専門知識

すべてのZEISS Crossbeamシステムは、FIB-SEMに関する深い知見を持つグローバルなサービスおよびアプリケーションサポートネットワークによって支えられています。導入・トレーニングから、ワークフロー最適化、長期メンテナンスに至るまで、ZEISSはお客様と伴走し、システムの安定稼働を支援します。スケーラブルなサービスにより、研究目標、処理量、運用の複雑性に応じた柔軟なサポートが可能です。

お問い合わせ

Crossbeam 750の製品情報を入手する

Crossbeam 750 FIB-SEMの詳細な製品情報および仕様書をご希望の方は、以下のフォームにご記入ください。

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ZEISSでのデータ処理の詳細につきましては、データプライバシーおよび法的通知をご覧ください。

Crossbeam 750を構成する

アプリケーションに合わせてシステムをカスタマイズし、詳細な構成を作成できます。

よくあるご質問

  • ZEISS Crossbeamは、単なる高分解能イメージングにとどまらず、低加速電圧SEMイメージングよる優れた画質と「加工しながら観察」による真のリアルタイム制御を提供するよう設計されています。低エネルギー条件でも鮮明で安定した観察を可能にするGemini電子光学系と、Ion‑sculptor FIBによる精密かつ低ダメージな加工により、試料への損傷を最小限に抑えます。試料作製中は、加工チルト角でのリアルタイムSEM イメージングにより、構造を確認しながら即座に加工パターンを調整でき、確認のための中断工程を削減します。これにより、TEMラメラ作製、欠陥箇所の特定、ナノパターニングといったワークフローで、初回成功率と再現性が向上します。

  • Crossbeamポートフォリオは、用途別に最適化された専用設計です。Crossbeam 350は、幅広いアプリケーションに対応できる柔軟性を備え、共用ラボ環境に最適です。Crossbeam 550は、高分解能イメージングと解析および一貫したTEM試料作製に特化しています。Crossbeam 750は、ライブエンドポイント制御による、高い再現性を実現するサブ20 nmラメラ作製を実現します。Crossbeam Samplefabは、ハイスループットかつ自動化されたTEM試料作製ワークフローに最適化しています。さらに、フェムトセカンドレーザーなどを追加することでCrossbeamをアップグレードでき、非常に広範囲かつ深部に埋設された領域への迅速なアクセスが可能になります。

  • Crossbeamシステムは、低エネルギーFIB仕上げ、低加速電圧SEMイメージング、ミリング中のリアルタイムSEM観察を活用しています。このアプローチにより、アモルファス化を抑制し、微細構造を保持するとともに、繊細または高付加価値試料の作製における信頼性を向上させます。

  • ソフトウェアは、Crossbeamシステムが高い精度、再現性、効率性を実現するための中核です。ZEN core EMはSEMとFIBの制御を単一の環境に統合し、ガイド付きワークフロー、レシピベースの自動化、バッチ実行、ミリング中のライブイメージングをサポートします。これにより、ユーザーに依存しない一貫した操作が可能となり、要求の厳しい作製や解析タスクにおいてもリアルタイムでの確実な制御を実現します。下流の画像解析においては、ZEISS arivisエコシステムがCrossbeamのワークフローを拡張し、複雑な FIB-SEMデータセットに対するスケーラブルな可視化、セグメンテーション、定量解析を可能にします。これにより、分野やチームを超えた信頼性の高い解釈と解析を支援します。

  • ZEISS Crossbeamシステムは、材料科学、半導体解析、ライフサイエンスといった幅広い分野に対応する汎用性の高いツールです。金属、セラミックス、ポリマー、電池材料、複合材料などを対象に、特定部位の断面作製、3Dトモグラフィー、ナノファブリケーション、ナノスケール構造解析を可能にします。半導体解析では、Crossbeamは、埋設されたデバイス層への迅速なアクセス、欠陥箇所の特定、再現性の高いラメラ作製を実現します。ライフサイエンス分野では、Crossbeamは生体試料のターゲット加工および3D再構築をサポートし、トモグラフィーやシリアルセクショニングワークフローにおいて微細構造を保持します。

  • Crossbeamシステムは、リアルタイムSEM観察、レシピベースの自動化、SEMとFIBの統合制御によりワークフローを効率化します。ミリング中のリアルタイムイメージングにより、停止して確認する工程が不要となり、初回成功率が向上します。また、レシピベースのワークフローによりユーザーや拠点間で一貫した結果が得られ、自動化によってTEMラメラ作製などのハイスループット用途における生産性が向上します。

  • Crossbeamシステムは、ポリマー、薄膜、生体試料などのビームに敏感でダメージを受けやすい材料に最適化されています。低加速電圧イメージングや低エネルギーFIB仕上げにより、損傷を最小限に抑えつつ微細構造を保持しながら、繊細な試料に対しても高品質な結果を提供します。

  • 「加工しながら観察する」とは、FIBミリング中にリアルタイムでSEMイメージングを行い、露出してくる構造をその場で観察することを指します。この機能により、ミリングパターンを即座に調整でき、ワークフローの中断を減らすとともに、TEMラメラ作製、欠陥箇所の特定、ナノパターニングといったワークフローにおける初回成功率を高めることができます。

  • はい。Crossbeamシステムは、研究ニーズの変化に対応できるモジュール構成とアップグレードオプションを備えています。たとえば、深部にある大面積領域への迅速なアクセスが必要な場合、ZEISS Crossbeam Laserを追加することで、最大10^6 µm³/sオーダーの高いミリングレートで高速かつ精密なアブレーションを実現できます。さらに、先進的な検出器により、特定のアプリケーションに最適化されたイメージングが可能です。ZEISS arivisなどのソフトウェア拡張機能により、高度なデータ解析、可視化、自動化が可能になります。